京都古書組合について
京都府下の古書籍業者の協同組合である京都府古書籍商業協同組合は、平成26年に90周年を迎えた歴史ある組合です。
組合加盟員は現在約110名を数え、また全国古書籍商組合連合会(全古書連)の傘下にあり、そのなかでも有力組合の一つとなっています。対外的な事業としては、京都古書組合合同目録(年2回)古書即売会の主催や共催を行っております。
対組合員の事業としては、交換会市場の運営、親睦旅行会、機関紙の発行などがあります。また全国規模の大市会も年に一度、主催しております。
市会とは全国の古書組合員が売買できる古書籍の市場のことで、京都組合では第1・2・3火曜日と第1・3・4金曜日の月6回開催されており、組合主催の大会と京都古典会主催の大会がそれぞれ年1回ずつ行われています。
火曜日 開催
京書会は、社会科学、哲学・思想書、宗教・仏教書、歴史・民俗書、学術系の専門書、全集などを扱う古書店のグループで、絶版書も多く扱っております。
今では新旧の古書店が混じり合い、若手の古書店も増えておりますが、京書会の発祥は、戦後、多くの学生や教員、研究者らで賑わった丸太町通りの古書街にあります。人々が明日への知識を求めて古書店に列をなした時から、時代は大きく様変わりしましたが、今後も、古書を求める人々のご期待に添えるよう、会員一同精進してまいりたいと思っております。
第4金曜日 開催
京美会は、美術書、版画、浮世絵、古書画などを扱う市会です。
美術書専門の市会という、全国的にも珍しい会が京都に発足したのは、京都が長きにわたって美術工芸の中心地であり、染織業界をはじめとした伝統産業が盛んであったことと大きく関係しています。
京美会はすでに戦前から、日本の伝統的な図案資料の発掘、また出版を通じて、京都の伝統産業に向けて美術資料の提供を続けてまいりました。
現在、日本の伝統産業をめぐる状況は大きく変化しておりますが、私たち京美会は、これら美術資料の発掘・流通を自らの役割とし、京都の美術図案を次代に伝えていく所存です。
第1・3金曜日 開催
京都古典会では和本を主に取り扱っております。
和本とは、狭義には江戸時代に作られた本を指しますが、広義には明治の物も含む、本、浮世絵、古地図、古文書など、書写あるいは印刷された物の総称です。その性質上当然再生産は出来ませんが、古典会の市会では馴染みの無い人が見れば驚くほどに毎回江戸時代以前の物が多数集まります。これは古典会員及び全国御同業の尽力もさる事ながら、古都京都の土地柄も少なからず関連していることかと思います。これら和本類の中には一目見て多くの方が美しい、骨董価値がありそうだと思える物もあれば、傍目には古い・汚いとしか映らないであろう物もあります。 その様な、ややもすれば不当に扱われかねない歴史的資料に正当な光を当てるため、また今日的市場価値では測れない物を次世代へ繋ぐべく、京都古典会では日々研鑽を積んでおります。
火曜日開催
平成4年6月12日。当時としては、一番若いメンバーで第一回市会を開催。
現在の同人は、和本・美術の専門市にも参加しており、多様な書物を扱っています。これからも、専門家としての勉強を続けていきますのでよろしくお願いします。
火曜日開催
洋書資料会は、洋書と資料を扱う交換会ということから名前がついております。名は体を表すとは申しますが、現在のところ、「洋書」の取り扱い量はご時世でしょうか、激減しておりまして、実態的には、一般書と資料ものを扱う市、ということでございます。わけても資料ものに関しては、明治・大正・戦前・戦中・終戦後にかかわる一次資料(地図や刷り物、広告物など)・二次資料(雑誌や文献)が集まってまいります。押入れの奥や、たんすの底、はたまた屋根裏に隠されたコレクションなど、そういうものが求められている時代であり、積極的に発掘していきたいと思っております。
上記冊子をご希望の方は下記まで各1,000円(切手)をお送りください。
【申込先】
〒604-0882 京都市中京区高倉通夷川上る福屋町723京都府古書籍商業協同組合 目録 宛
上記冊子をご希望の方は下記まで各1,000円(切手)をお送りください。
【申込先】
〒604-0882京都府古書籍商業協同組合
目録」宛